「預け先がない」その不安、私にもありました
「実家が遠くて頼れない」
「義両親には頼りにくい」
「でも、どうしても預けなければいけない事情がある」
そんな状況に直面したこと、ありますか?
私自身、前回の記事でお話したように、実母が現役の保育士だったため、赤ちゃんを実家に預けることができました。
でも、ふと思いました。
もし、実家も頼れなかったら?
もし、急に体調を崩して入院が必要になったら?
そんなとき、**もうひとつの選択肢として知っておきたいのが「ファミリー・サポート・センター」**です。
ファミリー・サポート・センターとは?
地域で育児を助け合う「行政のサポート制度」
ファミリー・サポート・センター(通称ファミサポ)は、自治体が運営する育児支援の相互援助サービスです。
子育て中の家庭(依頼会員)と、地域で支援を行う人(提供会員)をつなぎ、一時的な預かりや送迎などの支援を有償で行ってくれる制度です。
✅ 大船渡市のファミサポ制度(2025年6月現在)
運営:大船渡市社会福祉協議会
登録:会員登録・面談が必要(無料)
利用料:1時間あたり500〜600円
割引:兄弟がいる場合、2人目は半額
「預ける人」と「預かる人」が地域で助け合う。
登録しておくだけで“いざという時”に動ける安心感を持てます。
こんな時に使える!リアルな利用シーン
◉入院・通院などで自宅を空ける必要があるとき
◉上の子の行事中、下の子だけ一時的に預けたいとき
◉夫婦どちらも仕事、保育園も預かり不可な土曜日
こうしたケースで、実際にファミサポを利用して助かったというママの声も多く聞きます。
利用の流れ:すぐには使えないから「登録だけでも」がカギ!
ファミサポは“誰でも”“今すぐ”使えるわけではありません。
事前の登録と打ち合わせが必要です。
✅ 利用の流れ
ファミサポに連絡し➡︎面談予約 ➡︎会員登録(依頼会員になる)➡︎子どもの年齢や条件に合う提供会員と顔合わせ ➡︎相性確認の上、利用開始へ
ここで大事なのが、「元気なうちに登録しておく」こと。
「まだ利用する予定ないし…」と思っても、登録しておけば急なときに動けるんです。
何より、“使える選択肢がある”という事実が安心に繋がると感じました。
頼れる選択肢があることは、心の支えになる
実家を頼れた私は、ある意味ラッキーだったのかもしれません。
でもそれと同時に、「もし実母がいなかったら?」と何度も考えました。
そのとき見つけたのが、このファミリー・サポート・センターという制度。
使わなくても、「知っている」だけで、心の支えになります。
まとめ|“いざという時”のために、知識という備えを
育児の不安は、「自分しかいない」と感じてしまうときにピークになります。
でも、頼れる人がいないなら、制度に頼ればいいんです。
登録しておくだけでも安心&実家が遠い人の強い味方
〜行政サービスは、ママの味方〜
育児をひとりで抱え込まないために、こうしたサポート制度をぜひ知っておいてくださいね。
※この記事では私の住む大船渡市を例にご紹介していますが、
多くの自治体で「ファミリーサポートセンター」など同様の制度があります。
地域によって内容や条件が異なるため、お住まいの自治体HPもぜひ確認してみてください。
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「ファミサポを使う予定があるなら、赤ちゃんのお世話グッズの持ち運びも工夫が必要です。私が実際に使って便利だったアイテムは▶︎赤ちゃんを実家に預けるときの準備リスト【完全版】http://赤ちゃんを実家に預けるときの準備リスト【完全版】で紹介しています
▶︎預けたあとの不安とどう向き合ったか(近日公開予定)