病名がついた瞬間から、私の中に一つの決意が生まれました。
「この子たちの生活を、できるだけいつも通りに保ちたい」
それは、母としての強い想いでした。
今回は、入院という状況の中で私がどんな準備をし、どんな気持ちで子どもたちと向き合ったのか——。
未来の自分、そして同じように不安を感じているママたちのために、記録として残したいと思います。
私の入院が決まった日のこと
ある日、病名が確定し、医師から「治療のための入院が必要」と伝えられました。
真っ先に頭に浮かんだのは、まだ小さな3人の子どもたちの顔。
「不安にさせたくない」「でも、私がいなくても安心して過ごせるようにしたい」
その気持ちが、母としての行動力に火をつけました。
「ママからのノート」を作った理由
上の子ふたりには、それぞれ一冊ずつ**「ママからのノート」**を用意しました。
ノートの中には、私のこんな気持ちを込めました:
ママからの手紙(言葉のプレゼント) → 「大好きだよ」「応援してるよ」といった想いを、文字で伝えました。 学校での様子を思い出しながらの応援メッセージ → 「空手の型がカッコよかったよ」「いつも笑顔でありがとう」など、具体的な言葉で。 日常生活で気をつけてほしいこと → 「朝ごはんはしっかり食べてね」「ありがとう・ごめんなさいをちゃんと伝えようね」など。
このノートは、ただの連絡帳ではなく、ママの代わりに寄り添う存在でした。
義両親への引き継ぎノートも準備
上の子ふたりは、私の義両親に預けることになりました。
そこで用意したのが、「引き継ぎノート」。
そこには、できるだけスムーズに子どもたちを見てもらえるように、以下のような内容を書きました:
習い事や学校のスケジュール 提出物や学校のルール 子どもごとの性格や気をつけてほしいこと
忙しい中でも、なるべく戸惑わないように。
そして「自分たちは大切にされている」と子どもが感じられるようにと、丁寧にまとめました。
末っ子は実家の母に託すことに
乳児だった末っ子は、私の実家で預かってもらうことにしました。
母は現役の保育士。
保育園の一時預かり制度を利用し、母の勤務先の園でみてもらえることに。
祖母としても、保育のプロとしても、本当に心強い存在でした。
子どもたちの未来のために、母ができたこと
体調を崩すと、自分のことで精一杯になりがちです。
でも、私は**「この子たちが安心して過ごせるように」という視点**を持つことで、前を向く力が湧いてきました。
やれることは限られている。
でも、想いは形にできると信じて、小さな準備を一つずつ重ねました。
おわりに
病気がきっかけで、私は改めて**「家族のかたち」**に向き合いました。
どんなに離れていても、「愛してるよ」と伝える方法はある。
「そばにいられなくても、あなたのことを想ってるよ」って、行動で伝えることもできる。
もしこの記事を読んでくれたママが、今、同じように不安を抱えているなら——
この経験が、あなたの背中をそっと押せるきっかけになりますように。
\子どもたちに“想い”を残せる/【ママからのノート テンプレート(PDF)】配布中!
▶ ダウンロードはメルマガ登録で受け取れますメルマガ登録はこちら
コメント