「どうして伝わらないんだろう…」
育児や入院、疲労や不安の中で、家族との温度差に悩んだことはありませんか?
頼りたい気持ちはあっても、うまく伝わらない。
理解してほしいのに、気づいてもらえない――。
この記事では、そんな「家族とのギャップ」に悩んだ私の体験をもとに、
心が少しずつほぐれていったプロセスと、伝え方の工夫をご紹介します。
家族に期待してしまう気持ちと、すれ違う現実
入院中、上の子たちは義実家で過ごし、末っ子は実母が保育所で預かってくれました。
「助かったはずなのに、どうしてこんなにモヤモヤするの?」
それが当時の正直な気持ちでした。
義母は「昔はこうだったからこうした方がいい」と言うアドバイス…実母は保育士目線で私を“指導”しようとしてくる…
それぞれの善意は感じる。でも、心がすれ違っていく感覚が強まりました。
ぶつかって気づいた「相手には相手の事情がある」
ある日、夫から「みんな大変なんだ」と強い口調で言われ、私も感情的になってしまいました。
でも、少し冷静になると気づいたことがあります。
相手にも、相手なりの限界や不安がある。
義母も「助けなきゃ」と必死だった …実母はプロだからこそ「失敗させたくない」と思っていた…
私の「察してよ」は、伝える努力を放棄していたのかもしれない。
そう思えたことで、少しずつ視点が変わり始めました。
私が実践した「伝え方の工夫」
思いを伝えるって、勇気がいりますよね。
でも、ただ「わかってよ」と言うだけでは、届かないこともあるんだと学びました。
そこで私が試したのは、「感情を整理してから、具体的にお願いする」という方法です。
伝え方のコツ3つ
◉メモアプリに書いて整理してから話す
◉感情的になりすぎず、伝えたい本質が見える “お願い”の言葉を具体的に伝える →「ご飯作って」ではなく「カレー作ってもらえると助かる」
◉事実ベースで言う →「〇〇されるとこう感じる」より「〇〇されると△△ができなくなるので困る」
ちょっとした言い回しの違いが、空気を変えてくれました。
助けてもらうために整えた“ちいさな仕組み”
「気持ち」だけじゃなく、「仕組み」で家族と歩み寄れたことも多かったです。
具体的に役立ったアイテム・サービス
家族の予定共有には「TimeTree(タイムツリー)」
赤ちゃんの予防接種・上の子の学校行事・私の通院…
全部をLINEで送るのは大変なので、予定共有アプリに切り替えました。
重たい日用品は「Amazon定期おトク便」で自動お届け
ミルクやオムツ、日用品を毎月決まった日に届けてくれるサービス。
買い出しの手間も、家族の負担も減って、本当に助かりました。
役割の可視化に「ToDoボード」
「誰が何をやるか」が一目でわかるチェックリストボードを壁にに貼ってみたら、
家族みんなが“なんとなく協力”できるようになりました!
「わかってもらえない」を、「歩み寄っていく」に変えられた瞬間
入院して、離れて、もどかしくて…
でも、伝え続けたことで、少しずつ家族の姿勢も変わってきました。
夫が自分から洗濯を畳んでくれた
義母が「それって大変ね」と言ってくれた
実母が赤ちゃんの様子を写真で送ってくれた
「完璧な理解」じゃなくてもいい。
でも「一緒にやってみよう」って思える関係になれたことが、なにより嬉しかったです。
✏️まとめ|「違うのは当たり前」から始めてみる
家族と“わかり合う”って、実はとても時間がかかることかもしれません。
でも、「違うのは当たり前」と思えるようになったことで、
私は少しずつ心を柔らかくしていけた気がします。
自分の想いも、家族の立場も、どちらも大事にしていい。
そんなふうに、日々を重ねながら思えるようになりました。